こんにちは。成城脳神経クリニックです。
「病院で自分の症状をどう伝えたらいいか分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、いくつかのポイントを押さえてお話しすると、
医師もより正確に症状を理解でき、診断や治療がスムーズに進みます。
今回は、症状を伝えるときに役立つコツをわかりやすくご紹介します!
症状の伝え方まとめ
1.【どこが痛い?】― 部位をはっきり伝えよう
• 頭(頭全体/こめかみ/後頭部 など)
• 首・肩(首の後ろ/肩甲骨のあたり など)
• 胸(胸の真ん中/左胸 など)
• お腹(みぞおち/右下腹部 など)
• 手足(右手/左足のつけ根/指先 など)
• 背中・腰(背骨まわり/腰の片側 など)
• 目・耳・鼻・のど(片目/両耳/鼻の奥 など)
👉 例:「右のこめかみがズキズキします」
👉 例:「左足のふくらはぎが重だるいです」
2. 【いつから?どんなふうに?】― 時間経過を伝えよう
• 発症時期(昨日から/1週間前から など)
• 持続時間(ずっと続いている/短時間だけ)
• 頻度(毎日/ときどき)
• 経過(だんだん悪化/波がある など)
👉 例:「3日前から毎日夕方になると痛みが出ます」
👉 例:「1ヶ月前から徐々に強くなっています」
3. 【どのくらい痛い?】― 強さを伝えよう
• 軽い/中くらい/強い/耐えられないほど
• 数値で(10点満点で6点くらい)
• 生活への影響(仕事に支障/寝込むほど など)
👉 例:「強さは10点満点で7点くらいです」
👉 例:「痛くて夜に目が覚めることがあります」
4. 【何かきっかけは?】― 誘因・悪化要因を伝えよう
• 特定の動作(階段をのぼる/重いものを持つ)
• 状況(食後/朝起きたとき など)
• 精神的要因(緊張/ストレス)
• 天候・環境(雨の日/寒いとき)
👉 例:「雨の日や寝不足のときに頭痛がひどくなります」
👉 例:「食後30分くらいしてからお腹が痛みます」
5. 【どんな痛み?他に症状は?】― その他の特徴を伝えよう
• 痛みの性質(ズキズキ/刺すような/締めつけられるような)
• 他の症状(吐き気/めまい/しびれ/発熱)
• 対処で変化(薬を飲むと楽になる/横になると改善)
👉 例:「ズーンと重い感じで、動くと悪化します」
👉 例:「吐き気を伴っていて、横になると少し楽になります」
✨ まとめて話すときの例
「1週間前から、右のこめかみがズキズキと痛むことがあります。1日に2~3回、30分くらい続いて、特に疲れているときに強くなります。痛みは10点満点で6点くらいで、市販の頭痛薬を飲むと少し楽になります。」
こんなふうにまとめて話すと、医師にも伝わりやすくなります!
体調が悪いときこそ、
簡単にでもいいので「いつから・どこが・どんなふうに」と意識して伝えてみてくださいね。
不安なことがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
成城脳神経クリニックでは、患者様のお話をしっかり聞きながら、
安心していただける医療を目指しています!