現在最も効果的な片頭痛治療:CGRP抗体関連薬のやさしい解説

成城脳神経クリニック

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CGRP抗体薬

頑固な片頭痛に
科学が応える時代へ

CGRP関連薬 完全ガイド|注射薬・内服薬4製品と費用・付加給付のすべて

アジョビ エムガルティ アクイプタ ナルティーク

※本資料の価格は薬剤費のみ(3割負担)。診察料・調剤料は別途かかります。薬価は改定により変動します。

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その「頭痛」、もしかして片頭痛?

日本に約840万人。「我慢」ではなく「治療」できる病気です

ズキズキ・ドクドク
脈打つ痛み(片側が多い)
日常生活に支障
仕事・家事が困難になる
光・音に過敏
暗い部屋で安静にしたい
月4回以上繰り返す
慢性化で月15日以上の例も
片頭痛は「性格」や「根性」の問題ではありません。CGRP関連薬により、頭痛日数を約50%減らせる方が多数います。
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なぜ片頭痛が起きる? CGRPの働き

CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が痛みの引き金

① 薬がない場合:CGRPが受容体に結合→血管拡張
② 抗体薬がある場合:先にブロック→拡張を予防
三叉神経
血管
抗CGRP
抗体
CGRPが神経終末から放出されます
1
CGRPが過剰分泌―ストレス・睡眠不足・気圧変化などで急増
2
血管が拡張・炎症―三叉神経周囲の血管が広がり炎症反応が起きる
3
激しい頭痛が発生―ズキズキした強い痛みが4〜72時間続く
4
抗体薬がブロック!―CGRPまたはその受容体に結合し、痛みの連鎖を遮断
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CGRP関連薬 4製品の全体マップ

注射と内服、2タイプ4製品があります

効果・コスト最優
注射薬

アジョビ

フレマネズマブ/大塚製薬
月1回 or 3ヶ月1回
  • 初回も1本のみ投与
  • 3ヶ月製剤を選択可
3割負担:¥11,720/月
3ヶ月:¥35,160/回
注射薬

エムガルティ

ガルカネズマブ/日本イーライリリー
月1回
  • 大塚製薬と並ぶ標準治療薬
  • 初回のみ2本投与
3割負担:¥12,810/月
初回¥23,420(2本)
内服薬

アクイプタ

アトゲパント/アッヴィ
1日1回・毎日
  • 注射が苦手な方に最適
  • 60mg/30mgの2用量
60mg:¥13,154/月
30mg:¥7,482/月
内服薬

ナルティーク

リメゲパント/ファイザー
隔日(1日おき)
  • 発作急性期にも使用可
  • OD錠で服用しやすい
予防:¥13,150/月
治療薬併用時 最大¥26,300

※価格はすべて薬剤費のみ・3割負担(1錠の薬価×使用数で算出)。診察料・調剤料は別途。薬価は改定により変動します。

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注射薬の価格比較

薬剤費のみ・3割負担 有効性は両薬ともに同等(頭痛日数約50%減)

比較項目アジョビ(推奨)エムガルティ
月額(薬剤費・3割)¥11,720¥12,810
初回投与本数1本のみ2本(ローディング)
初回費用(3割)¥11,720¥23,420(初月のみ)
3ヶ月製剤あり(¥35,160/3ヶ月)なし
月額差¥1,090、初回差¥11,700(エムガルティは初月2本)。有効性が同等なら、アジョビがコスト面でトータル有利です。

※薬剤費のみ。診察料・処置料・調剤料は別途かかります。薬価は改定により変動します。

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内服薬の特徴:アクイプタ vs ナルティーク

「注射はちょっと…」という方への新選択肢

1日1回・毎日服用
アクイプタ
アトゲパント/アッヴィ
60mg:1錠¥438.48/月¥13,154
30mg:1錠¥249.39/月¥7,482

  • 毎日1錠、飲み続ける予防薬
  • 60mgと30mgの2用量から選択
  • 頭痛日数を約4日/月減少(プラセボ比)
  • 飲み忘れが少なく安定した効果
隔日(1日おき)服用
ナルティーク
リメゲパント/ファイザー
1錠¥880/予防:月¥13,150(月15錠)

  • 1日おきに1錠の服用でOK(予防)
  • 頭痛日数を約4日/月減少(プラセボ比)
  • 発作時の急性期治療にも同薬で対応可
  • 予防+治療を併用すると最大月¥26,300
どちらも予防薬です。毎日/隔日飲み続けることで発作を減らします。頭痛が起きた時の即効薬(トリプタン等)とは別に使います。
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費用と付加給付制度

高額に見えますが、制度を使えば実質負担はぐっと下がります

高額療養費制度

自己負担に月額上限あり。年収約370〜770万円の方は月最大80,100円が上限。超過分は返還されます。

付加給付(組合健保)

大企業・公務員等の組合健保では独自の上乗せ給付があり、月25,000円などの低い上限を設定しているケースが多い。

限度額適用認定証

事前に申請しておくと窓口での支払いが自己負担上限額のみで済み、後から手続きする手間が省けます。

手続きの流れ

1

組合健保か協会けんぽか確認

2

付加給付の有無・上限額を問い合わせ

3

限度額適用認定証を事前申請

4

医師に保険の種類と希望を相談

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どの薬が自分に合う? 選び方ガイド

症状・生活スタイル・希望で選べます

注射が苦手
アクイプタ/ナルティーク
毎日または隔日の内服薬。月額¥7,482〜¥13,154(3割・用量により異なる)
多忙で毎月通院が大変
アジョビ 3ヶ月製剤
3ヶ月に1度の皮下注射。飲み忘れなし。¥35,160/3ヶ月(3割)
効果もコストも重視(注射)
アジョビ(推奨)
有効性は両注射薬で同等。月額¥11,720・初回も1本でトータル有利
発作時も1剤で対応したい
ナルティーク
予防と急性期治療の両方に使える唯一の内服薬
月1回の通院で安定させたい
エムガルティ
月1回の投与で頭痛日数を安定して減少。アジョビと並ぶ標準的な選択肢
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受診のすすめ

「どうせ治らない」はもう昔の話です

「片頭痛の予防薬(CGRP関連薬)について相談したい」 これだけ伝えれば大丈夫です。
適応の目安
月4回以上の片頭痛
効果が出るまで
1〜3ヶ月
既存薬との併用
多くの場合可能
通院頻度(維持期)
3〜6ヶ月に1回

受診時に伝えると役立つ情報

月に何回・何日頭痛があるか
注射と内服のどちらを希望するか
これまで使った頭痛薬の名前
加入している健康保険の種類
心疾患・脳血管疾患の既往歴
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